新潟県中越地震「立ちあがれ!中越」プロジェクト

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復興をみんなの手で「立ちあがれ!中越」プロジェクト

消費ボランティア活動、広報ボランティア活動
シールのつながりから育む復興支援活動にご協力下さい



◇プロジェクト長 小千谷青年会議所 宮崎悦男からのメッセージ


美しい山河に恵まれ、深い雪におおわれるこのまちは、やさしく忍耐強い気風と、おおらかな雪国の文化と独創的な産業を育ててきました。市内中心を流れる日本一長い信濃川は太古からの大きなうねりにより河岸段丘を形成し、肥沃な大地と美しい景観をつくり、また、古くからの交通手段として重要な役割を担い、まちの繁栄に大きく寄与してきました。
四季の変化に富んだ風光明媚で偉大なる自然が小千谷縮の独特の風合いを生み出し、魚沼産コシヒカリを育て、美しい錦鯉を全国に広めました。

 しかし、平成16年10月23日夕刻、全てを壊してしまう大地震がこの地を襲いました。大地は幾重にも裂け、谷をふさぎ、人々を混乱と絶望に陥れました。

 あれから一ヶ月 ―― 全国各地から大勢の関係者の皆様、ボランティアさんが駆けつけてくださり被災地の生活も徐々に回復してまいりました。
皆様の暖かいご支援にどれほど勇気づけられたことでしょう。この場をお借りして、深く深く感謝申し上げます。 そして次は復旧から復興への第三幕です。今回私達(社)小千谷青年会議所が企画した「立ちあがれ!中越」プロジェクトは、被災された方々自らが復興へ向けた足がかりを築こうとするものです。たくさんのご支援をいただいている全国の皆様と被災した人々が、繋がっていることを直接目に見えるものとして「復興シール」を企画しました。全国の皆様と穏やかに繋がっていることを認識できる安心感と、私たちも「頑張っている姿」をお伝えする新しい仕組みとして、新潟県中越地区の皆様はもちろん、全国の皆さんに愛され、ご活用いただけたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。




大震災の私的記録 

 震災直後からのあゆみ

 10月23日午後5時56分、未曾有の大震災がわが町を破壊した。地面は割れ、道路は陥没し、ライフラインもすべて寸断され暗黒の世界をつくりだし、次々と起こる激しい余震がさらに恐怖感を増幅していった。
 24日小千谷市災害対策本部に駆けつけると、耳を疑うような生々しい情報が錯綜し混乱を極めていた。 そんななか「被災者を救うにはボランティアセンターが必要だ!センターを立ち上げてもらえないか」と 本部より依頼。家族や社員の安否確認もままならず、自宅や会社が壊滅的なダメージを受けているなか、 家族をとるのか、自分の会社をとるのか、地域の復興をとるのか厳しい決断をしなければならなかった。 しかし、このような時に、地元の誰かがこれをやらなければならないと感じたとき、個人として、 青年会議所(JC)理事長として災害ボランティアセンター立ち上げを決意、早急に準備に取りかかった。
 携帯電話もほとんど繋がらないなか、家族の安全と食料を確保し現地に乗りこむ。翌25日、JCメンバーも 家族や社員を始めとしたたくさんの守るべきものを抱えていたが、できる人から集まりボランティア活動が 始まった。次々に集まる物資と人びと。現場の情報がほとんど入らない状況で、瞬時に判断を下し実行に移す。 メンバー自らも物資を運びながらできる限りの情報を集め、避難者の窮状を把握し、救援体制を整えていった。 初動からの一週間は、まさに戦場のようで体力と精神力の勝負だったと感じている。
 10月27日、小千谷市社会福祉協議会に正式に小千谷災害ボランティアセンターが立ち上がることになり、 食料や物資の配給、炊き出し、避難所運営、復旧作業等を展開することになった。全国から多くのボランティア たちが駆けつけてくださり、被災者の方々を支援していただいた。

小千谷市 市道 小千谷市 市道 吉谷
吉谷 アンシャンテ アンシャンテ


「立ちあがれ!中越」復興プロジェクトの誕生

 約一ヶ月がすぎ、避難所から仮設住宅へと被災者たちの暮らしの場が移行し、まちの片づけ、ライフラインの 復旧は急ピッチで進んだ。自分たちの会社でも片づけだけはなんとか終わった。しかし、まち全体の復興は厳しい状況だった。
 被災市民は「家も壊れ、必要最低限のものしか買い物ができない」 、商店主は「売り上げが半分以下しかない、どうすれば物が売れるようになるのか!」などとつぶやくまちの人の声が聞こえてくる。本当の復興は経済活動が伴わなければあり得ないのだと改めて強く思った。何かいい方法はないか、あれこれ 考えた。 被災地と全国を結びつける輪がほしい。そして立ちあがれ中越プロジェクトは誕生した。  がんばろうとする被災地の人々とその努力を応援する全国の個人、企業、団体をシールで結びつける。 シールを貼った商品が自然発生的に広がっていくよう試みる。応援者としてシールを買ってくださる方には 1枚1円の寄付を含めた価格で販売する。そしてその売上げを被災地で自ら立ちあがることを目指して努力する 試みや文化資産の復旧に配分していく。
 JCメンバー75人と当社スタッフ、全国の関係者
の心強い支援により、プロジェクトの骨子ができあがった。

     

   今後の展開

(1)まずはこの活動をご理解いただき、消費ボランティア、広報ボランティアという、新しい支援活動のあり方を広めて行きたいと考えています。「ガンバってます!シール」を貼った中越地区の物産等の売上増をはじめ、「応援してます!シール」を貼っていただいた全国事業所様の取り組みも積極的に広報していきます。また、「中越地区買い物ツアー」のようなことが始まるのも不謹慎という声もあるかもしれませんが、小店舗救済のため、自然なこととして応援していきたいと考えています。

(2)このプロジェクトの義援金の活用予定地域は、特に住居被害の多かった中越地域(仮設住宅建設地域)を予定しています。義援金の分配方法については、「ガンバってます!」シールの義援金は基本的に購入した地域ごとに分配し、「応援してます!」シールの義援金は、「仮設住宅入居者割合」「全壊、半壊割合」「被害総額割合」などの1次災害の指標を用い各地域の分配比率を決定します。プロジェクト活動期間を平成17年10月23日までとし、運営費15%を除く義援金の活用方法は随時活用委員会を設け、各地域の要望を協議し活用法を決定、結果を公開し、復興状況を報告します。

小千谷地域の活用方法の第一弾としては義援金の50%を文化財保護に当てることに決定しました。司馬遼太郎著書「峠」に登場する北越戊辰戦争を語るに欠くことのできない史実である、河合継之助と岩村軍艦の慈眼寺小千谷会見の間の修復に活用いたします。
コラム「義援金分配方法決定までのプロセス」

(3)今回の新しい復興支援モデルを全国の皆さんの協力をいただきながら確立してゆき、今後国内で起こりうる災害時にも即座に活用できる事業に育てたいと考えております。

(4)今回の活動から生まれてくる人と人とのつながりを、被災地の大きな財産として大切に広げてゆきます。

私達には小さな一投しかできません。これを育み、大きく育てていただけるのは、全国のみなさんの参加にお願いするしかありません。どなたでも日常の生活の中で企業の活動の中で、できるボランティアです。
心からご参加をお願い申し上げます。


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